○分布状況

ソウシチョウの分布状況調査は、四国外来鳥類研究会が2007年に実施しています。この結果と比較すると、分布範囲が拡大していることが分かりました。原因として、分布範囲が実際に拡大していることと、越冬地と繁殖地が分離していることが考えられました。ソウシチョウは、夏に標高1000m以上の高標高地で繁殖します。全ての個体ではありませんが、かなり多くの個体が秋になると低標高地に移動しているようです。そのため、秋と春の移動時期に、バードストライクによる死亡が確認されています。
 ソウシチョウは、おもに飼っていた個体を野外に逃がすことで定着したと考えられています。しかし、四国の個体群は少し状況が違うようです。
徳島県では、蒲生田岬でソウシチョウが確認されています。確認時期が鳥類の渡りがある春であるため、四国のソウシチョウも本州から渡ってきている可能性があることが分かりました。
 

ソウシチョウ
○送付先 〒785−0023
       高知県須崎市下分乙470番の1 
       NPO法人四国自然史科学研究センター ソウシチョウ 係

       メール:sion@lutra.jp
○記録用紙 ワード  PDF
○情報の送り方

お寄せいただきたいのは、1.目撃年月日、2.目撃場所、3.目撃羽数です。メールまたは、郵送でお送り下さい。目撃場所につきましては、なるべく緯度・経度のご記入をお願いします。緯度・経度が分からない場合、詳しい住所をご記入下さい。みなさまからの情報をお待ちしております。
○はじめに

 ソウシチョウはもともと中国西部からヒマラヤ西部までが原産地の鳥です。日本にはペットとして輸入され、江戸時代から飼育記録があります。ペットが逃げ出したり、業者が放したりした個体が野外に定着して、今では日本各地で繁殖が確認されています。ソウシチョウはおもに標高1,000m以上のササが繁茂する落葉広葉樹林で繁殖します。ウグイスなどやぶで生活する在来鳥類と競合し、日本の生態系に悪影響を及ぼすことから、特定外来生物に指定されています。四国では1990年代に生息が確認されました。今のところ、分布は限られていますが、拡大傾向にあり、早急に対策を実施することが望まれます。
 そのような状況を受け、当センターでは平成23年度に四国ソウシチョウ防除計画の策定をしました。今後もソウシチョウの分布を経年的に把握し、防除計画が有効に働くようにしていきたいと考えています。

四国におけるソウシチョウの分布(2010年)

四国のソウシチョウ情報募集